大晦日から元旦にかけて、観音寺の梵鐘が鳴らされます。百八つの煩悩をはらうと云われております。一年間、良いこと、辛いこと、楽しいこと、悲しいこと様々あれど、今この時、元気に手を合わせ、お参りができるのは、ご家族、ご友人、ご先祖様など数えきれないご縁のおかげです。
「全てに『ありがとう』とは言う暇はなかったけど、観音様、どうかこの気持ちをお伝え下さい。」と手を合わせ、感謝の気持ちで、御縁の皆様の幸せをお祈りし、鐘を撞きます。
だから、お寺の鐘は「御恩(ごおん)」と鳴るのです。
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最初の鐘が鳴らされた後、御本堂では、年越しの御法要が執り行われます。白衣観音様の大慈大悲のお誓いで、大いなる「安心」をいただくお参りです。
雅楽の演奏もございます。どうぞ、皆様御参拝下さい。
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本堂の御法要に引き続き、一年に一度だけ、三重塔が御開帳され、法要が行われます。智慧が授かる、文殊・普賢の両菩薩様へのお参りと、三重塔御本尊大日如来様へお参りいたします。
12月31日(午後11時45分頃)/境内・鐘堂
午後11時45分頃、最初の鐘が撞かれます。
御参拝の皆様に撞いて頂けます。御自分の鐘に手を合わせて祈ります。
尚、先着108名の方には撞かれた鐘の番号が入った干支の記念品も御用意しております。
境内では有志による、ぜんざいや焼き芋などのおふるまいがございます(不定期)