観音霊場第二十二番礼所 三重四国八十八ヶ所第十六番礼所 伊勢西国第十九番礼所

元禄年間に建立(元禄16年造)の山門
大型の典型的な仁王門で堂々とした構えと調和のとれた姿が美しい。
山号の扁額は、黄檗悦山師の筆であり、門札は老朽化の為、平成29年、書家、浅沼一道先生より新たに奉納されました。永年の風雪で老朽化したので、解体大修理を行い。昭和57年5月吉日落慶、昔日の姿が鮮やかに蘇りました。
正面両側には作風が鎌倉様式の丈六の金剛力士像二体が安置されています。

その力強いお姿は、仏法を守護し、御参拝の皆様を導くお誓いを表します。
阿吽の形相をされており、阿形はいのちの始まりを表し、吽形はその結びを示します。皆様の歩かれる人生は正にその中にあることを、仁王門をくぐる皆様方へ、強い眼差しで伝えておられるのです。
『これまでの御恩に感謝し、今をより大切にし、これからは正しい道を進んで行こう』
御本堂の白衣観音様までの道のりを、一歩一歩、思いを込めて歩んで欲しいと願っておられるのです。